God Bless You
ゴッド・ブレス・ユー
THE ALEXX
ジ・アレックス
REXY-10 / 国内盤 CD / 2,530円(税込)
2021年8月27日発売
God Bless You
ゴッド・ブレス・ユー
THE ALEXX
ジ・アレックス
今作『God Bless You』は、世界的なファッションブランドTAKAHIROMIYASHITATheSoloist.のデザイナー宮下貴裕氏がMVを手掛けた「COLD LOVE」他、先行配信済みのシングル5曲を含む全10曲で構成。多彩な楽曲群をバンドの世界観が貫き、「決してシングル・コンピレーションではない」という強い意志が圧倒的な統一感を生み出している。前作に引き続きミックスは全曲にzAk氏を起用。初回限定セットとなる7インチシングルにはアナログ化を待ち望む声が多かった『Beatwave (Takkyu Ishino Remix)』も収録。
Directed by Eiji Sugiura (THE ALEXX)
Directed by Manami Sakamoto
Directed by Eiji Sugiura (THE ALEXX)
tonton (Vocal)、筒井朋哉 (Guitar)、杉浦英治(Programing)による3ピースバンド。 公式音源リリース前の FUJI ROCK FESTIVAL'19 にて初ライブを披露したのを皮切りに活動をスタート。 2019年9月にデビューシングル『Beatwave』、11月にファーストアルバム 『VANTABLACK』をリリース。 2020年5月に配信限定でリリースした『Beatwave (Takkyu Ishino Remix)』は Spotify、Apple Music 等各種配信サービスに特集され、緊急事態宣言下の東京で撮影された同曲のMVも話題となる。その他にもバンド初のライブ映像作品「DogMan Live」episode1からepisode 3をYouTubeで公開する。 その後コロナ禍となり予定していたライブは全てキャンセルになったが、9分46秒の大作『Something Great』、初の日本語詞曲『Outsider』2曲の新曲をリリースし、千葉県の海辺の公園で行った無観客ライブをYouTubeで公開した。 2020年大晦日から2021年元旦にかけてオールナイトで開催されたフジロックʻ21へのキックオフイベント『KEEP ON FUJI ROCKINʼ II -On The Road To Naeba 2021- @東京ガーデンシアター』にクロージングアクトとして出演し、日本全国の“フジロッカー”に向けたライブが生配信された。 2021年2月、配信シングル『COLD LOVE』リリース。ファッションブランド TAKAHIROMIYASHITATheSoloist.のデザイナーTakahiro Miyashita氏が監督した7分41秒のショートムービーが本作のミュージックビデオとして同時公開され、ミュージックシーンに留まらずファッションシーンでも話題となった。 同年7月には配信シングル『Art Hurt』『The Buzzer』の2タイトルを、8月にはバンド初となる7インチアナログ『Outsider/COLD LOVE』、2ndフルアルバム『God Bless You』(MIXは1stに引き続きzAk)と立て続けにリリースを重ねFUJI ROCK FESTIVAL’21に出演。RED MARQUEEでのステージは現地からYouTubeにて配信され約5万人が視聴。Twitterではトレンド入りし国内外の多くの音楽ファンの注目を集める。翌9月にはファーストアルバム『VANTABLACK』のアナログ盤をリリースした。 2022年春、まだまだコロナ禍から脱出出来ない東京で、渋谷クラブクアトロをベースに『BUZZER』と名付けた自主イベントをスタートさせる。 2020年代の日本の音楽シーンで異質とも言える独特な世界観を多角的な手法で展開し続けている。
God Bless You
ゴッド・ブレス・ユー
THE ALEXX
ジ・アレックス
VANTABLACK
ベンタブラック
THE ALEXX
ジ・アレックス
Outsider/COLD LOVE
アウトサイダー / コールド・ラブ
THE ALEXX
ジ・アレックス
Something Great
サムシング・グレイト
THE ALEXX
ジ・アレックス
BEATWAVE (Takkyu Ishino Remix)
ビートウェーヴ (Takkyu Ishino リミックス)
THE ALEXX
ジ・アレックス
VANTABLACK
ベンタブラック
THE ALEXX
ジ・アレックス
「洋楽っぽければ偉い」訳ではないが、未だに「邦楽に聴こえない」と言うのは、余程うがった人々以外には、シンプルに賞賛という評価であると考えられる。THE ALEXXは、端的に邦楽に聴こえない。トリップホップのように重くダークで、エレクトロクラッシュのように、ニューウエーブのエレクトライズ、ギターサウンドのアシッド化に成功し、かつビリー・アイリッシュの様な、根本からの現代的症状がある。と書けば、とても安易なパズルの様で、むしろ聴く気を失せさせるだろう。なるべく轟音で聴く事をお勧めする。先ずは音質の良さに驚くだろう。現在の邦楽界は、恐るべき事に、とするが、GEZANから最終スパンクハッピーまでを擁しているのである。THE ALEXXが少しでも手を抜いたら無限の崖の下に落ちる。切り立った岩盤の上に彼らは機材をセッティングする。
菊地成孔
●まるで歪んだ糸電話のように...
音とは、空気分子を縦横無尽に揺らし伝える波であり、鼓膜を通じて我々を魅了し続ける世界の囁きである!!! THE
ALEXXの発生させる波は、脳内に潜む岩盤に反射して、屈折した色彩を放っている!!!!
まるで歪んだ糸電話のように耳元で囁く親密な聴覚体験は、漆黒の中で鳴り響く黒電話のようでもあり、SkypeもしくはFACE
TIMEのサンドストームから浮かび上がる音の心霊のようでもある!!!!!!!!
そう、THE ALEXXは岩盤の破片が砂嵐となって地上に降り注いだポルターガイストだ!!!!!!!
宇川直宏(DOMMUNE)
杉浦くんがバンドをやってる頃に知り合い、DJやってる時に一緒のステージに立った時もあった。トラックに対して突き詰めてる彼の姿勢が面白い。30年近い歴史がここに詰まってるのが嬉しい。ライブでオーディエンスが手を挙げて喜んでるのが見えるよ。
大野由美子 - Buffalo Daughter
ミニマルで機械的なビート、点と点で作られたクールなアレンジの上に乗るスモーキーでクールな歌声。美しくて退廃的な音像と世界観に、一瞬でずぶずぶと引っ張り込まれてしまった。その一方で、曲によってはポップであっけらかんとした部分も見え隠れするのがおもしろい。意外とお茶目なところもあるのかも…。彼らがどんなバンドなのか、これからの活動に目が離せないし、一度聞いたこの音はしばらく耳から離れそうにない。
Kenmochi Hidefumi
THE ALEXX 彼らとの出会いは今年のフジロック。岩盤スクエアステージから響き渡る音色に吸い寄せられる様に向かうと、そこに彼らがいた。顔も名前も知らないけれど、彼らの作り出すサウンドとグルーヴは本物だった。気がつけば夢中になって踊っていたのを覚えている。正体不明の超大型新人アーティストTHE ALEXX きっと貴方も彼らのサウンドに心奪われる事間違いないでしょう。私もこれからの彼らの活躍に期待して行きたい。
沢尻エリカ
サウンドは勿論、言葉のセレクトに美学とアティテュードが宿っていて、そこが説得力になっていると思います。浮遊感はあるけど、流されない感じ。屹立してる。
柴那典/音楽ジャーナリスト
空虚や退廃や無の先にある、美しいサウンドスケープ
篠崎賢太郎 - サウンド&レコーディング・マガジン編集長
ふたりがまた組んで、音楽してくれる!感激して聴きました!「THE ALEXX」。英治さんまた歌ってくれてありがとう、筒井さんはいつも筒井さん(笑)、最高最高超最高という言葉しか浮かびません。2020年代が楽しみだ!
西寺郷太 - NONA REEVES
ベルリン・テクノなXXでいいじゃないですか!さすが杉浦くん、センスいいね
久保憲司
キラキラしてた90sにTRIP!
大嶺保 - OVER THE STRiPES
アルバム聴かせてもらいました。なるほどこの路線か!とテンションがアガった、1曲1曲が短くてヴァラエティに富んでるのもいい! 杉浦君の新バンドと聞いていなければ日本のバンドとは思わなかっただろう。1曲目を聴き終えたとき想起したのは、やはりThe XXだけど、聴き進めていくと、これまでに杉浦君が吸収してきたUKのニューウェイヴやダンスミュージックの様々な要素をミックスしたモダンポップを志向している事が伺える。 M1とM11がマイ・フェイヴァリット!M8も好き。M6もいいなー!M2は筒井君のギターと男女ヴォーカルのバランス、キャッチーなサビ、最後のスッと消える感じなど、惹きつけられる要素満載でヒット性を感じます。M3のゴスっぽいムード、M4のインダストリアルな猥雑さも魅力的で、アルバム全体の流れがとてもいいなと。 確かに今を生きる表現者が探してるサムシングエルスは、時代とどう向き合うか、にかかってる気がする。賛否両論を巻き起こしてる『ジョーカー』なんか、まさにそういう作品だと感じる。 何かヒロイック・ファンタジーのような世界観を感じる。架空のアメコミ、もしくはグラフィックノヴェル原作のアニメのサントラみたいな感じ‥「タブラマン」「蒼く狂った奴」「サソリが復活しこの道を塞ぐ」などの詞から、そんな景色が浮かんだ。「オナディ」は杉浦君のある日の心境かな? 「アラン・スミシーのモノローグ」の洒落っ気に顔がほころぶ。やっぱりこれが一番好きだな。
北沢夏音
REXY-7/カセットテープ/2,300円(税抜き)/2019年11月22日発売 取り扱い店舗:GAN-BAN店頭
Beatwave ep
ビートウェーヴ ep
THE ALEXX
ジ・アレックス
THE ALEXX T-SHIRTS
Alan Smithee’s Monolog
アラン・スミジーズ・モノログ
THE ALEXX
ジ・アレックス
低域のキック、中域のスネア、高域のハット――それぞれの音色や、打点と休符との関係がもたらす役割を知り尽くしていなければビートはグルーヴしない。ベース・ライン然り。それがプログラミングだろうと生音だろうと、やはり音色に対する感性と鳴らないことの重要性が身体に染み付いていなければビートはバウンスしない。だが、もしその両方が揃っていたとしても、漆黒のダンス・フロアでのヒプノティックな興奮と底無しの孤独を知り尽くしていなければ、聴き手のソウルを震わせることなどない。シンプルな歪んだギター・リフが鳴らしているのが音程以上にいくつもの倍音混じりのソニックであること身をもって理解していなければロックの興奮に手が届くことなどない。甘ったるい3分間のポップ・ソングだけが持つ無限の宇宙を感じたことがなければ曲を書く権利などない。80年代ポストパンク~ニューウェーヴ特有のミニマリスティックなギター・アルペジオが持つ空間の広がりに思いきり身を浸した経験のない輩とは出来ることなら話もしたくない。だが、幸か不幸か、そのすべてがTHE ALEXXにはある。19歳の時に初めてザ・キュアーの『セヴンティ・セコンズ』を聴いた時の興奮と驚きのことはもはや思い出せない。だが、あの経験があったからこそ「音」以外の何をも信じることの出来ない自らの孤独をかけがえのない幸福として感じることが出来るようになったことだけは確かだ。あなたにとってこの作品はきっとそんなアルバムになることだろう。もしかすると、あの時に聴いたのはこのアルバムだったのかもしれない。
田中宗一郎(The Sign Factory クリエイティヴ・ディレクター)
享楽でも、懐古でも、ましてや安い一体感なんてものでもなく。
鳴らしている音の強度だけで、研ぎ澄まされた興奮がもたらされる。
街を歩く時にヘッドホンから鳴らして風景を変え、
パンデミックの先にある「殺伐と陶酔」を予言するようなアルバム。
柴那典/音楽ジャーナリスト